問題
のとき,つねにが成り立つように実数の範囲を定めよ.
出典:東北大学 1992年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第1問
方針
不等式を の最小値問題として見る。 なら各項の符号からすぐ成り立つ。 のときは導関数 により, で最小になるので,その最小値が0以上である条件を求める。別解として, で が全ての に対して必要になることから,右辺の最小値を求める方法も使える。
解答
とおく。
まず のとき, なら である。したがって となり,条件を満たす。
次に とする。このとき であり, では で の符号が負から正に変わる。よって はこの点で最小値をとる。
最小値は
である。したがって,すべての で となるための条件は である。 なので,これは すなわち と同値である。 の場合もこの範囲に含まれるので,求める範囲は である。
別解。 では不等式は常に成り立つ。 では は と同値である。したがって,すべての について成り立つには, の最小値以下であることが必要十分である。 とおくと であり, から を得る。この点で最小となり,
である。よって同じく を得る。