問題
短針の長さが1,長針の長さが2の時計がある.短針を,長針をとするとき,点の動く範囲を求め,それを図示せよ.ただしはベクトルの大きさ,はベクトルとの内積を表す.
出典:東北大学 1992年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第2問
方針
短針と長針のなす角だけが本質である。時計の針の相対的な角度は時間とともに一周するので,その角を とおいて が を動くと考えればよい。横座標を ,縦座標を とし,内積公式から を作る。最後に の範囲から の範囲を忘れずに付ける。
解答
横座標を 縦座標を とおく。短針と長針のなす角を とすると,, であるから である。時計の長針と短針の相対的な角度は一周するので, は のすべての値をとる。したがって である。
また,内積を用いると
となる。よって である。さらに を上式に対応させると である。
したがって,点の動く範囲は である。図示すると, から までの放物線 の弧である。