問題
(1) 球面に接し,直線 を含む2つの平面の方程式を求めよ.また,このときの接点の座標を求めよ.
(2) がを満たして動くとき,(1)で求めた2つの平面のなす角がとる値の範囲を求めよ.ただしとする.
出典:東北大学 1991年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問
方針
球面は中心 、半径 の球として読む。与えられた直線は2平面 、 の交線なので、この直線を含む平面を または とおく。接する条件は中心から平面までの距離が半径 に等しいこと。接点は中心から接平面へ下ろした垂線の足として求め、角は2平面の法線ベクトルのなす角から出す。
解答
(1)
球面 は であるから、中心は で、半径は である。
直線 を含む平面を考える。この直線は平面 と平面 の交線であるから、この直線を含む平面は または、ある実数 を用いて と書ける。
まず について、中心 からの距離は である。したがってこれは接平面であり、接点は である。
次に平面 が球面に接するとする。中心 からこの平面までの距離は である。これが半径 に等しいので である。展開して となるから である。 より を得る。よってもう1つの接平面は である。
この平面の接点を求める。法線ベクトルは である。中心から平面へ下ろした垂線の足が接点である。ここで であり、また である。したがって接点は である。よって
を得る。
以上より、求める2つの平面は であり、それぞれの接点は
である。
(2)
2つの平面の法線ベクトルは ただし である。 では なので、2平面のなす角 は を満たす。
また であり、 では が大きくなるほど も大きくなる。したがって である。
関数 は で増加するので
である。 で考えているから である。