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東北大学 1990年度
後期・文系数学 後期 第4問

問題

関数について考える.

(1) のとき,不等式が成り立つことを示せ.

(2) 数列

により定義する.

となることを示せ.

出典:東北大学 1990年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第4問

方針

(1)は を因数分解し、比を一次式に直すだけで示せる。(2)は の符号と絶対値の変化を見る。前問の不等式から、次の項は を挟んで反対側へ移り、しかも距離は縮む。初めの2項の位置を確認して、偶数番目は下から増加、奇数番目は上から減少することを示す。

解答

(1)

まず を因数分解する。展開して整理すると である。したがって のとき である。

いま だから であり、両辺に を掛けると不等号の向きが変わって となる。よって である。

(2)

まず なので である。また だから である。

ここで、 が成り立つとする。(1)より である。したがって と符号が反対で、しかも絶対値は小さくなる。すなわち である。

このことから、 より小さく、 より大きいので、偶数番目は常に より小さく、奇数番目は常に より大きい。また距離が毎回小さくなるため、偶数番目は増加し、奇数番目は減少する。したがって

が成り立つ。