東北大学 1989年度
文系数学 前期 第3問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 数列
- 解法
- 階差数列、計算整理
- 難易度
- 5 / 10 計算量 4 / 10 目安 —
問題
数列{an}がa1=2,a2=0,an+2−2an+1+an=2n−8 (n=1,2,3,⋯⋯)で定義されているとする.
(1) 一般項anを求めよ.
(2) anが最小となるn,および,その最小値anを求めよ.
出典:東北大学 1989年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第3問
方針
2階差分なので、まず bn=an+1−an とおいて1階の差分に落とす。bn を求めたら和をとって an を出す。最小値は一般項を微分的に見るのではなく、整数列として an+1−an=bn の符号変化を調べるのが確実である。
解答
【(1)】 bn=an+1−an とおく。与えられた漸化式は (an+2−an+1)−(an+1−an)=2n−8 であるから bn+1−bn=2n−8 となる。また b1=a2−a1=0−2=−2 である。
したがって
bn=b1+k=1∑n−1(2k−8)=−2+2⋅2(n−1)n−8(n−1)=n2−9n+6.
よって an=a1+∑k=1n−1bk=2+∑k=1n−1(k2−9k+6) である。和の公式を用いると
an=2+6(n−1)n(2n−1)−92(n−1)n+6(n−1)=3(n−2)(n2−13n+6).
【(2)】 an+1−an=bn=n2−9n+6 である。2次式 n2−9n+6 の根は 29−57,29+57 であり、整数 n については bn<0(1≦n≦8),bn>0(n≧9) となる。つまり an は n=1 から n=9 まで減少し、その後増加する。したがって最小となるのは n=9 である。このとき a9=3(9−2)(92−13⋅9+6)=37(81−117+6)=−70. よって最小値は −70 である。