過去問データベース 過去問を探す

東北大学 1988年度
文系数学 前期 第1問

問題

四面体において,とし,を三角形の重心,すなわちとする.

(1) とおいて,および内積を用いて表せ.

(2) を示せ.

(3) 三角形の重心をとする.によって点を定めるとき,は直線上にあることを示せ.

出典:東北大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問

方針

重心の位置ベクトルを使って、各線分の二乗を内積で展開する。 が決定的な関係であり、(2)では展開後の一次項が にまとまる。最後は三角形 の重心 の位置ベクトルを出し、 の形に書けることを示せば、 が直線 上にあると分かる。

解答

(1)

とおく。点 から点 へのベクトルは

である。したがって であり、展開して である。

(2)

(1)と同様に、

である。これらを加えると

ここで だから

したがって である。移項して を得る。

(3)

三角形 の重心を とすると である。また

である。

一方、点 から点 に向かって だけ進んだ点の位置ベクトルは

である。これを整理すると

したがって

である。これは が直線 上、さらに線分 上にあることを表している。

別解。 の位置ベクトルは である。一方、 の平均位置なので、 に内分する点である。内分点の公式からも が分かる。