東北大学 1986年度
文系数学 前期 第2問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 数列、指数・対数
- 解法
- 漸化式の変形、部分分数分解、和の計算
- 難易度
- 4 / 10 計算量 3 / 10 目安 12〜16分
問題
数列{an}を次の式で帰納的に定義する.
a1=3,ak+1=4ak+3(k=1,2,⋯⋯)
(1) 一般項anを求めよ.
(2) 次の和を求めよ.k=1∑nlog2(ak+1)log2(ak+1+1)1
出典:東北大学 1986年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第2問
方針
漸化式の定数項を消すために ak+1 に注目する。すると ak+1+1=4(ak+1) となり、等比数列として一般項がすぐに出る。第2問の和では、ak+1=4k から log2(ak+1)=2k と簡単になり、1/(k(k+1)) の部分分数分解で和を求める。
解答
(1)
与えられた漸化式は ak+1=4ak+3 である。両辺に1を加えると ak+1+1=4ak+4=4(ak+1) となる。また a1+1=3+1=4 である。したがって an+1 は初項4、公比4の等比数列であり、an+1=4n である。よって an=4n−1 である。
(2)
(1) より ak+1=4k であるから log2(ak+1)=log24k=2k である。同様に log2(ak+1+1)=2(k+1) である。
したがって求める和は
k=1∑nlog2(ak+1)log2(ak+1+1)1=k=1∑n(2k)2(k+1)1
である。すなわち =41∑k=1nk(k+1)1 である。ここで k(k+1)1=k1−k+11 だから ∑k=1nk(k+1)1=1−n+11=n+1n である。よって
k=1∑nlog2(ak+1)log2(ak+1+1)1=4(n+1)n
である。