問題
平面上に点を中心とする半径2の円を描く.点がこの円周上を動くときの平方の最小値を求めよ.ただしは原点とする.
出典:東北大学 1985年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第6問
方針
平面への原点からの垂線の足 を求める。円はその平面内にあり, は平面に垂直なので,任意の円周上の点 について と分解できる。あとは平面内で,中心 ,半径2の円周上の点と との距離の最小値を求める。 が円の外にあること,すなわち も確認してから最短距離を決める。
解答
平面 の法線ベクトルは であり, である。原点からこの平面へ下ろした垂線の足を とする。 は の方向にあるので とおける。これを平面の式に代入すると より である。したがって であり である。
円の中心は である。実際, なので は平面上にある。平面内での と の距離は
であるから である。
任意の円周上の点 はこの平面上にある。 は平面に垂直であり, は平面内にあるので である。よって を最小にするには,平面内で を最小にすればよい。
平面内の円は中心 ,半径2である。 なので, に最も近い円周上の点は,線分 上で から の方向へ半径2だけ進んだ点である。したがって である。
よって
である。