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東北大学 1984年度
文系数学 前期 第2問

問題

数列において, とし,とおく.このとき,次の不等式を数学的帰納法を用いて証明せよ.

出典:東北大学 1984年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第2問

方針

右辺を とおき、帰納法で を示す。差を直接評価し、 と、最後の項 が不足分を補うことを使う。別解として、積を部分集合の和として展開する見方でも確認できる。

解答

とおく。示すべき不等式は である。 のときは であり、 だから成り立つ。 で成り立つと仮定する。, とおくと、 である。帰納法の仮定より

である。したがって を示せばよい。 であるから、 について である。また二項展開の の項を見れば である。よって である。

以上を用いると

である。したがって が成り立つ。これにより が示された。数学的帰納法により、すべての正の整数 について不等式が成り立つ。