問題
(1) 上底の半径,下底の半径,高さの直円すい台の体積を,積分によって求めよ.
(2) 平面上に,4点,,,を頂点とする正方形がある.この正方形を原点のまわりに だけ回転し,さらに軸の正の方向に1だけ平行移動する.このとき,点,,,がそれぞれ点,,,にうつるとする.点,,,の座標を求めよ.
(3) (2)において,正方形を軸のまわりに回転してできる立体の体積を求めよ.
出典:東北大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第4問
方針
(1) は高さ方向の座標 を取り、断面半径が と一次的に変化することを使って積分する。(2) は回転行列と 方向への平行移動を各頂点に適用する。(3) は正方形が常に 軸の上側にあることを確認し、(1) の円すい台の考え方を細かい面積片に適用して、回転体積を として求める。
解答
(1)
下底からの高さを とする。 で半径 、 で半径 なので、底面に平行な断面の半径は である。
したがって体積は である。 と見れば となる。積分して である。整理すると となる。
(2)
点 を原点のまわりに だけ回転すると になる。その後、 座標に を加えればよい。
したがって である。
(3)
では なので、正方形 は 軸の下側へ出ない。
正方形の面積は、回転・平行移動で変わらないので である。また重心は、もとの正方形の重心である原点を 方向に だけ移した点なので である。
(1) の円すい台の公式を、細かい面積片に適用して考える。高さ にある小さい面積片 を 軸のまわりに回転すると、その体積は極限的に になる。したがって全体の体積は である。
ここで は、面積に重心の 座標を掛けたものだから である。よって である。