問題
を正の定数とし,放物線 を とする。
(1) 点 が 上を動くとき, と点 の距離の最小値を求めよ。
(2) を中心とする円 を とする。 が 上を動き,点 が 上を動くとき, と の距離の最小値を求めよ。
出典:東京工業大学 2016年度 前期 理系 第1問
方針
とおいて, を からのずれで平方完成する。(2)では,円 の半径が であることから,固定した に対する の最小値は である。 の取りうる値が最小値から無限大まで連続に動くことを確認し,半径との大小で場合分けする。
解答
(1)
とおく。このときである。これを からのずれで整理するととなる。右辺の第3項は常に 以上であり, のとき になる。したがって の最小値は である。
(2)
円 の半径は である。固定した に対して, 上の点 との距離の最小値は, と中心 の距離を とすると である。
(1)より の最小値は である。また を大きくすると はいくらでも大きくなり, は について連続である。よって の取りうる値は 以上のすべての値である。
したがって なら,ある について となり,その点 は円 上にもあるので最小値は である。一方, なら最小値は である。
は と同値であるから,求める最小値は
である。