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東京工業大学 2015年度
理系数学 第4問

問題

平面上を運動する点 の時刻 における座標

で表されている。原点を とし,時刻 における の速度ベクトルを とする。

(1) のなす角を とするとき,極限値 を求めよ。

(2) 軸に平行になるような のうち,最も小さいものを ,次に小さいものを とする。このとき,不等式 を示せ。

出典:東京工業大学 2015年度 前期日程 理系 第4問

方針

速度ベクトルを成分で微分し, との内積から を直接求める。(2)では 軸に平行であることを として, に帰着する。正の解は に1つずつあることを単調性で示し, を第2の区間に入れて符号を比べる。

解答

(1)

である。また であるから,

である。さらに

なので,

である。 であり, のとき だから,

である。

(2)

軸に平行であることは,その 成分が であることと同値である。すなわちである。 であり, のとき左辺は にならないので,これはと同値である。

区間 とおく。各区間でであるから, は単調に増加する。 では のとき のとき であるから,解はただ一つあり,それが である。また では なので解はない。 でも のとき のとき であるから,解はただ一つあり,それが である。

ここで であり, だからである。一方 の左端の近くでは で, で単調増加する。したがって の解 より小さい。ゆえにである。