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東京工業大学 2015年度
理系数学 第1問

問題

数列

で定める。また数列

と定める。

(1) 数列 の一般項を求めよ。

(2) すべての に対して,不等式 が成り立つことを示せ。

(3) 極限値 を求めよ。

出典:東京工業大学 2015年度 前期日程 理系 第1問

方針

漸化式の分数一次変換は重解の不動点 を持つので, の逆数を取って一次の漸化式に直す。(2)では得られた に代入し, を各項に用いて評価する。(3)は から を押さえ,(2)の上からの評価とはさみうちで極限を決める。

解答

(1)

まず であり,後で得る式からすべての は定義されることも確認できる。漸化式から

である。よって のもとで とおくと,

となる。 であるから 。したがってである。この式では なので,確かに漸化式の分母 にならない。

(2)

(1)より

である。 のとき であるから 。よって であり,が成り立つ。

(3)

(1)より であるから,正の重み による平均である をみたす。一方 (2) より である。したがってであり, とすると,はさみうちにより である。