東京工業大学 2011年度
理系数学 第3問
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 全類
- 分野
- 図形と方程式、三角関数、関数
- 解法
- 座標設定、面積計算、置換、不等式評価
- 難易度
- 4 / 10 計算量 4 / 10 目安 12分
問題
定数 k は k>1 をみたすとする。xy 平面上の点 A(1,0) を通り x 軸に垂直な直線の第1象限に含まれる部分を,2点 X,Y が AY=kAX をみたしながら動いている。原点 O(0,0) を中心とする半径1の円と線分 OX,OY が交わる点をそれぞれ P,Q とするとき,△OPQ の面積の最大値を k を用いて表せ。
出典:東京工業大学 2011年度 前期 理系 第3問
方針
AX=a とおいて X=(1,a),Y=(1,ka) と表す。P,Q はそれぞれ OX,OY 方向の単位ベクトルで与えられるので,面積は座標による三角形の面積公式から求まる。最後は u=a2 とおき,u1+k2u≧2k を用いて最大値を出す。
解答
AX=a とおくと,a>0 であり,AY=ka だからX=(1,a),Y=(1,ka)と表せる。したがって,半径1の円上の点 P,Q は
P=1+a2(1,a),Q=1+k2a2(1,ka)
である。
よって △OPQ の面積 T は
T=21⋅(1+a2)(1+k2a2)∣ka−a∣=2(1+a2)(1+k2a2)(k−1)a
である。ここで u=a2 とおくとT2=4(k−1)2⋅(1+u)(1+k2u)uである。また
u(1+u)(1+k2u)=u1+k2u+1+k2≧2k+1+k2=(k+1)2
であり,等号は u1=k2u,すなわち u=k1 のとき成り立つ。したがってT2≦4(k+1)2(k−1)2であり,この等号は a=k1 で実現する。ゆえに面積の最大値は2(k+1)k−1である。