問題
半径1の円に内接する正9角形がある。この正9角形の周上にすべての頂点を持つ正多角形の辺数 を5つ求めよ。さらに各 に対し,そのような正 角形の例を1つあげて1辺の長さを求めよ。
方針
正9角形の中心を共有する正多角形をまず作る。正9角形の辺の中心方向から角度 だけずれた半径が辺と交わる距離は である。これにより を構成する。5つ目は座標を置き,左右対称な正方形の4頂点が4本の辺に乗るように辺長を決める。
解答
正9角形の外接円の中心を とする。正9角形の各辺の中点方向から角度 だけずれた半径がその辺と交わる点までの距離はである。
の例として,正9角形の頂点を3つおきに取る。この正三角形の外接円半径は1なので,1辺の長さは である。
の例として,もとの正9角形をそのまま取る。1辺の長さは である。
の例として,中心 を共有し,頂点の方向が各辺の中点方向から交互に だけずれるように,中心角 ごとに6点を取る。各頂点は正9角形の辺上にあり,外接円半径はである。よって1辺の長さは である。
の例として,各辺の中点方向から ずつ両側にずれた方向に2点ずつ取る。これら18点は中心角 ごとに並ぶので正18角形をなし,外接円半径は同じく である。したがって1辺の長さはである。
最後に の例を作る。正9角形の頂点の一つを真上に置き,外接円の中心を原点とする。このとき右上の辺の一つは上にあり,右下の辺の一つは上にある。ここで
とおくと, は右上の辺の直線上にあり, は右下の辺の直線上にある。またこの は かつ をみたす。実際,分母が正であることに注意して分母を掛け,加法定理で整理すれば確認できる。したがって,これら2点はそれぞれ対応する辺分上にある。左右対称性により,4点は正9角形の周上にあり,この4点は正方形をなす。したがって の例があり,その1辺の長さはである。
以上より,例えば が条件をみたす。