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東京工業大学 2009年度
AO・理系数学 第3問

問題

自然数 に対し,第一象限において不等式

の表す領域の面積を とする。極限値 を求めよ。

出典:東京工業大学 2009年度 AO入試 AO・理系 第3問

方針

下側の関数を とおく。上からは,領域が より右へは出ないことを で示し,面積を三角形で押さえる。下からは を用い, がごく小さい部分を除いた の帯を領域に含める。最後にはさみうちで極限を求める。

解答

とおく。

まず上から評価する。任意の正の数 を固定する。十分大きい では である。したがって ならばとなる。ゆえに,十分大きい では領域は に含まれる。よって

である。任意の正の数 に対し, を十分小さくとれば である。よって,十分大きい ではである。

次に下から評価する。 ではである。ここで なので である。 とおくと, であり, では となる。したがってこの範囲は領域に含まれ,

である。両辺を で割るととなる。右辺は に収束するので,任意の正の数 に対し,十分大きい ではである。

以上より,任意の正の数 に対して,十分大きい では が成り立つ。したがって

である。