問題
実数 , が を満たしながら変化するとする。
(1) , とするとき,点 の動く範囲を 平面上に図示せよ。
(2) 負でない定数 をとるとき, の最大値,最小値を を用いて表せ。
出典:東京工業大学 2005年度 前期 理系 第4問
方針
を2次方程式の2解と見て,実数条件から ,円板条件から を得る。これにより の領域は2つの放物線に挟まれる。目的式は なので,固定した では最大が上側境界,最小が下側境界で起こる。最後は 上の1変数の最大最小に直す。
解答
(1)
は2次方程式 の2つの実数解であるから,実数解をもつ条件は ,すなわち である。まただから,円板条件は ,すなわち である。
これらが両立するには が必要十分であり,これは と同値である。したがって点 の範囲はである。すなわち, 平面で放物線 と に挟まれ,両端 で接する部分である。
(2)
求める式は である。固定した に対して の係数は正なので,最大値は 上で,最小値は 上で調べればよい。
最大については を で考える。この2次関数は下に凸であるから最大は端点で起こり, より で最大となる。よって最大値は である。
最小についてはを考える。 のときは が範囲内にあるので最小値は である。 のときは範囲内で が最小を与えるので,最小値は である。
以上より,最大値は ,最小値は
である。