問題
は2以上の自然数とする。関数 (ア), (イ) について以下の問いに答えよ。
(1) (ア) と (イ) のグラフは第1象限においてただひとつの交点を持つことを示せ。
(2) (1) で得られた交点の座標を としたとき, と を求めよ。
(3) 第1象限内で (ア) と (イ) のグラフおよび 軸で囲まれた部分の面積を とおく。このとき を求めよ。
出典:東京工業大学 2000年度 前期 理系 第4問
方針
交点条件を とおいて に直す。 で左辺が単調増加することから交点の一意性を示す。(2)は を用いて とする。(3)は面積を積分で表し,交点条件で と簡約してから極限を取る。
解答
(1)
交点では である。 とおくと,第1象限では であり,方程式は となる。
とおく。 では であるから, は単調増加する。また で, を十分大きくすれば である。よって にただ1つの解があり,したがって第1象限の交点もただ1つである。
(2)
交点を とすると, であり, である。すなわちである。
まず なので である。一方,任意の正の定数 に対して,十分大きい では となるから,交点の一意性より である。よって である。したがってである。
(3)
では が上側, が下側であるから
である。交点条件より なのでである。
よってである。, であり, だから である。また である。したがってである。