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東京工業大学 2000年度
理系数学 第2問

問題

(1) 極座標表示された複素数 を満たすための必要十分条件を を用いて表せ。

(2) を自然数とするとき, を用いて表せ。

(3) 複素数 を満たすならば,すべての自然数 に対し が成り立つことを示せ。

出典:東京工業大学 2000年度 前期 理系 第2問

方針

(1)は両辺を2乗して の不等式に直す。(2)は等比数列の和を使い,分子分母の絶対値を極形式で計算する。(3)は (1) から かつ を得て, を比較する。

解答

(1)

条件を2乗するとである。したがって である。極座標表示では であり, はもとの不等式を満たさない。よって必要十分条件はである。

(2)

のとき,等比数列の和よりである。したがって

である。なお のときは である。

(3)

(1)より であるから,特に かつ である。よってである。

一方, だからであり, である。したがって である。

この領域では なので,(2)の和の式からとなる。