問題
楕円 上に点 をとる。 上の点 における接線 と線分 のなす角が, と直線 のなす角に等しいとする。ただし2直線のなす角は鋭角の方をとることにする。
(1) 座標 を で表せ。
(2) 極限値 および を求めよ。
出典:東京工業大学 1998年度 前期 理系 第4問
方針
楕円上の点 での接線の傾きを微分で求める。接線と鉛直線のなす角,接線と のなす角について,急角の正接を傾きの公式で表す。 を除外したうえで とおくと,正の は不可能で, として に直すと二次方程式になる。最後は得られた の式から2つの極限を計算する。
解答
(1)
楕円の式を微分すると,点 における接線 の傾きはである。また線分 の傾きは である。
なお なら接線 は水平で,直線 とのなす角は直角となり,線分 とのなす鋭角とは等しくならない。したがって以下 としてよい。接線 と鉛直線 のなす鋭角の正接は である。一方, と のなす鋭角の正接は
である。したがって角の条件はである。
ここで とおくと である。もし なら,整理してとなるが,右辺から左辺を引くと であり不可能である。よって である。
とおくと,角の条件はとなる。 であるからである。したがって
である。
(2)
(1)の式からである。またであり,分母分子を で割るとを得る。