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東京工業大学 1997年度
理系数学 第4問

問題

(1) 底辺の長さが ,2つの底角が の三角形の面積 は,次式で与えられることを示せ。

(2) 各辺の長さが の三角形の各辺に1点ずつ頂点をもつ正三角形の面積の最小値を求めよ。

出典:東京工業大学 1997年度 前期 理系 第4問

方針

(1)は正弦定理で底辺以外の2辺を で表し,面積公式と三角関数の積和公式で整理する。(2)はもとの三角形が の直角三角形であることを用いて座標を置く。直角をはさむ2辺上の正三角形の頂点を とし,第3頂点が斜辺上にある条件を作る。あとは の最小値を二次式で求める。

解答

(1)

底辺に向かい合う角は であり,その正弦は である。正弦定理より,底辺以外の2辺の長さはである。したがって面積は

である。さらにより,求める式を得る。

(2)

もとの三角形は,長さ の辺を斜辺とする直角三角形である。直角の頂点を原点に取り,2本の直角辺を座標軸上に置いて,頂点を とする。斜辺 の方程式は である。

正三角形の頂点を, 上に 上に とおく。第3頂点が三角形の内側にある向きを取ると,その座標はである。もう一方の向きでは となり,斜辺 上には来ない。

上にある条件は

であり,整理して となる。正三角形の一辺の長さの2乗は であるから, として

を得る。最小値は のとき である。

よって正三角形の面積の最小値はである。