東京工業大学 1995年度
理系数学 第2問
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 全類
- 分野
- 図形と方程式、三角関数
- 解法
- 座標設定、図形的解釈、三角比の利用、面積計算、範囲評価
- 難易度
- 4 / 10 計算量 3 / 10 目安 12分
問題
(図は省略する。図は,五角形の周上に4つの連続する長さ 1 の辺があり,隣り合うこれらの辺の延長が作る3つの外角がいずれも θ である状況を表す。)このような五角形について,0<θ<π/2 のとき面積の最大値を求めよ。
出典:東京工業大学 1995年度 前期 理系 第2問
方針
4つの連続する長さ 1 の辺の方向角を順に 0,θ,2θ,3θ と置き,各頂点の座標を三角関数で表す。多角形の面積公式で S=21(3sinθ+2sin2θ+sin3θ) を得て,これを sinθ(1+2cosθ+2cos2θ) に直し,微分して最大値を求める。
解答
4つの連続する長さ 1 の辺の方向角を順に 0,θ,2θ,3θ とおく。下側の左端の頂点を A=(0,0) とし,順に B,C,D,E とすると,ck=coskθ,sk=sinkθ として B=(1,0),C=(1+c1,s1),D=(1+c1+c2,s1+s2),E=(1+c1+c2+c3,s1+s2+s3) である。
多角形の面積公式を用いて整理すると,面積 S は S=21(3sinθ+2sin2θ+sin3θ) となる。この式は,座標を代入して同類項をまとめれば得られる。
さらに整理すると S=sinθ(1+2cosθ+2cos2θ) である。微分すると S′=(2cos2θ−1)(3cosθ+2) である。0<θ<π/2 では 3cosθ+2>0 だから,S は 0<θ<π/4 で増加し,π/4<θ<π/2 で減少する。
したがって最大は θ=π/4 のときで,最大値は 21(3⋅22+2⋅1+22)=1+2 である。