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東京工業大学 1989年度
理系数学 第2問

問題

平面で原点を中心とする半径2の円を ,点 を中心とする半径1の円を とする. の周上を,反時計まわりに,すべらずにころがって,もとの位置に戻るとき,初めに にあった 上の点 の描く曲線を とする.

(1) 上の点で 座標が最大となる点の座標を求めよ.

(2) 曲線 の長さを求めよ.

出典:東京工業大学 1989年度 前期 理系 第2問

方針

外側をすべらずに転がる半径1の円の中心を とおく。固定円上で進んだ弧長と小円の回転角から,初め接点にあった点の媒介変数表示 を得る。(1) は を最大化し,(2) は速度を計算して で積分する。

解答

(1)

の中心を とし, が偏角 の位置にあるとする。すると である。すべらずに外側を転がるので,小円は中心のまわりに角 だけ時計まわりに回転する。したがって,初めに接点 にあった点

と表される。

とおくと, 座標は

である。 において を最大にする。導関数は であるから,候補は および端点である。値を比べると, のとき最大値 をとる。このとき であり,

である。よって求める点は である。

(2)

上の媒介変数表示を微分すると

である。したがって速さは

となる。よって曲線 の長さは

である。