大阪大学 2017年度
理系数学 第4問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 図形と方程式、関数、積分
- 解法
- 文字消去、範囲評価、面積計算
- 難易度
- 6 / 10 計算量 6 / 10 目安 24分
問題
b,cを実数とする.2次関数f(x)=−x2+bx+cが
0≦f(1)≦2,5≦f(3)≦6
を満たすとする。
(1) f(4)のとりうる値の範囲を求めよ。
(2) 放物線y=f(x)の頂点のy座標qのとりうる値の範囲を求めよ.
(3) 放物線y=f(x)の頂点のy座標が6のとき,放物線y=f(x)とx軸で囲まれた部分の面積Sを求めよ.
出典:大阪大学 2017年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問
方針
u=f(1), v=f(3)とおいて,条件を長方形0≦u≦2, 5≦v≦6に変換する。b,cをu,vで解き,(1)はf(4)を一次式として端点で評価する。(2)は頂点の高さq=b2/4+cをu,vで表し,vについて単調であることを使って最小・最大を調べる。(3)は文系第1問と同じ面積公式34qqをq=6に適用する。
解答
u=f(1),v=f(3) とおく。条件は 0≦u≦2,5≦v≦6 である。また f(1)=−1+b+c=u,f(3)=−9+3b+c=v であるから,これを解いて b=2v−u+4,c=23u−v−3 を得る。
(1)
f(4)=−16+4b+c=−16+4(2v−u+4)+(23u−v−3)=−21u+23v−3
である。この式はuが小さいほど大きく,vが大きいほど大きい。したがって最小値はu=2,v=5のとき −1+215−3=27 であり,最大値はu=0,v=6のとき 9−3=6 である。よって 27≦f(4)≦6 である。
(2)
放物線y=−x2+bx+cの頂点のy座標は q=c+4b2 である。上で求めたb,cを代入すると q=16(v−u+4)2+u である。
ここで0≦u≦2,5≦v≦6ではv−u+4>0であるから,uを固定するとqはvについて増加する。よって最小値はv=5で,最大値はv=6で調べればよい。 v=5のとき q=16(9−u)2+u=5+16(u−1)2 であるから,0≦u≦2における最小値はu=1で 5 である。 v=6のとき q=16(10−u)2+u=6+16(u−2)2 であるから,0≦u≦2における最大値はu=0で 425 である。したがって 5≦q≦425 である。
(3)
頂点のx座標をhとすると,頂点のy座標が6である放物線は y=6−(x−h)2 と書ける。x軸との交点はx=h±6であり,囲まれた部分の面積は ∫h−6h+6{6−(x−h)2}dx である。X=x−hとおくと
S=∫−66(6−X2)dX=2(66−3(6)3)=86
である。