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大阪大学 2012年度
後期・理系数学 後期 第2問

問題

を実数とし、行列

で定める。とおく。を自然数とする。個の個のからなる順列で、行列の積と等しいものの個数をとする。

(1) を示せ。

(2) を求めよ。

(3) を求めよ。

出典:大阪大学 2012年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問

方針

(1)は両辺を直接計算する。(2)(3)では、各 の間に入る の個数を非負整数で表す。関係 を使うと、積が となる条件は交互の区画に入る の総数についての3を法とする条件になる。区画数の数え上げでは、和が一定となる非負整数解の個数を用いる。

解答

(1)

左辺を計算すると

一方、 より

したがって である。特に であり、また である。

(2)

2個の の前、間、後にある の個数をそれぞれ とする。このとき は非負整数で であり、積は

となる。これが となるための条件は が3の倍数、すなわち である。よって であり、67通りある。

固定した に対して の非負整数解は 個だから

(3)

4個の で区切られる5区画に入る の個数を順に とする。これらは非負整数で、和は10である。(1)の関係を繰り返し用いると積は

となる。 とおけば、積が となる条件は が3の倍数である。 より である。

固定した に対し、 の解は 個、 の解は 個である。したがって