問題
放物線上の点を, におけるの接線が直線に平行であるようにとる.ただし,とする.三角形の面積をとし,直線とで囲まれた部分の面積をとする.このとき次の問いに答えよ.
(1) を求めよ.
(2) をを用いて表せ.
出典:大阪大学 2009年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第1問
方針
弦の傾きは,放物線の接線の傾きはなので,まずを得る。差は次に倍される。三角形の面積は3点の座標差からと計算し,面積比を出す。(2)では初項と,弦と放物線で囲まれる面積を同じで表し,等比級数を合計する。
解答
(1)
放物線上の2点,を結ぶ直線の傾きは である。一方,の導関数はであるから,における接線の傾きは である。条件よりこれらが等しいので すなわち である。
ここで とおくと
である。
次に,をで表す。とおくと である。したがって
である。三角形の面積は行列式の絶対値の半分だから
である。よって
である。
(2)
とおく。仮定よりである。(1)の面積公式から である。
一方,直線の方程式は傾きを用いて である。よって放物線との差は
である。したがって囲まれた面積は である。とおくと,なので
である。
(1)よりは初項,公比の等比数列である。したがって
である。だから となる。よって である。