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大阪大学 2008年度
後期・理系数学 後期 第3問

問題

媒介変数によって

と表される曲線を とする。ただしは自然数である。

(1) を求めよ。

(2) のときを示せ。

(3) は無理数であることを示せ。ただしが無理数であることを証明なしで用いてよい。

出典:大阪大学 2008年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問

方針

(1)は2倍角・3倍角の公式で の式にする。(2)は余弦の加法定理から を使う。(3)では漸化式により各 が整数係数多項式であることを確認し、もし が有理数なら の値も有理数になることを利用する。

解答

(1)

だから

また2倍角、3倍角の公式より

なので

である。

(2)

余弦の加法定理から

が成り立つ。 および を用いると

となる。よって

である。

(3)

(1)の は整数係数多項式である。(2)の漸化式から、 が整数係数多項式なら も整数係数多項式である。したがって全ての自然数 について は整数係数多項式である。

ここで

が有理数であると仮定する。整数係数多項式に有理数を代入した値は有理数だから、 は有理数となる。一方、定義より

である。これは が無理数であることに反する。よって

は無理数である。