問題
をを満たす定数とし、直線をそれぞれとする。点を上にも上にもない点とする。
(1) からに下ろした垂線がと交わる点を、からに下ろした垂線がと交わる点をとする。の座標を求めよ。
(2) 四角形が平行四辺形となるように点をとる。をに移す一次変換を表す行列を求めよ。
(3) 一次変換によって、はに、はに、以下同様にはに移るとする。このときの座標を求めよ。
出典:大阪大学 2008年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
方針
(1)は方向ベクトル への正射影を内積で求める。(2)は平行四辺形の位置ベクトルから とし、係数を行列にまとめる。(3)では が の形になることを利用し、 が単位行列の定数倍になることから偶奇で累乗を求める。
解答
(1)
直線 の方向ベクトルは である。したがって の への正射影は
である。同様に、直線 の方向ベクトルは だから
である。よって
となる。
(2)
四角形 がこの順に平行四辺形なので、位置ベクトルについて
が成り立つ。(1)の式を代入して の係数をまとめると
ただし
である。
(3)
とおくと
である。直接計算すると
であり、さらに整理して
を得る。そこで
とおけば である。なお
より である。
初期点を列ベクトルで と書けば である。したがって、 のとき
のとき
これが求める座標である。