大阪大学 2007年度
後期・理系数学 後期 第2問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 指数・対数、積分、微分
- 解法
- 面積計算、場合分け、微分による最大最小、計算整理
- 難易度
- 6 / 10 計算量 6 / 10 目安 25分
問題
関数y=logxとy=x2aを考える。ただし対数は自然対数とし、a>0とする。
(1) 2曲線の交点のx座標をpで表すとき、aをpを用いて表せ。
(2) y=logx、y=a/x2、x=1、x=2で囲まれる部分の面積Sをpを用いて表せ。
(3) aを動かすとき、Sの最小値を求めよ。
出典:大阪大学 2007年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
方針
(1)は交点条件をそのまま a について解く。(2)では x2logx が x>1 で増加することから、2曲線の上下は x=p で入れ替わる。p<2 と p≧2 に分けて絶対値付きの面積を積分する。(3)は各範囲の式を微分する。
解答
(1)
交点では
logp=p2a
だから
a=p2logp.
a>0 より p>1 である。また x2logx は x>1 で単調に増加するため、この交点は一意である。
(2)
G(x)=xlogx−x+xa
とおくと
G′(x)=logx−x2a
である。
まず 1<p<2 のとき、1≦x<p では a/x2>logx、p<x≦2 では逆になる。したがって
S=G(1)+G(2)−2G(p).
ここで a=p2logp より
G(1)=−1+a,G(2)=2log2−2+2a,G(p)=2plogp−p.
よって
S=2log2−3+23p2logp−4plogp+2p(1<p<2).
次に p≧2 のとき、区間 [1,2] では常に a/x2≧logx だから
S=G(1)−G(2)=1−2log2+21p2logp(p≧2).
(3)
1<p<2 における式を微分すると
S′(p)=(3p−4)(logp+21).
この範囲では logp+1/2>0 なので、S は 1<p<4/3 で減少し、4/3<p<2 で増加する。一方 p≧2 では
S′(p)=plogp+2p>0
である。したがって全体の最小は p=4/3 のときである。その値は
Smin=2log2−38log34−31.