大阪大学 2002年度
後期・理系数学 後期 第4問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 確率、数列
- 解法
- 状態分類、確率漸化式、漸化式の変形
- 難易度
- 6 / 10 計算量 5 / 10 目安 20分
問題
コインをn回投げた表の回数をXnとする。Xn≡0(mod3)の確率をpn、Xn≡2(mod3)の確率をqnとする。
(1) p1,p2,q1,q2を求めよ。
(2) pn,qnをpn−1,qn−1で表せ。
(3) pnをpn−3で表せ。
(4) p3k,p3k+1,p3k+2を求めよ。
出典:大阪大学 2002年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問
方針
表の枚数を3で割った余り0,1,2の三状態に分類する。(2)は最後の一投で遷移を立てる。(3)は3投分をまとめ、表の枚数が0,1,2,3である確率を使う。3刻みの一次漸化式を固定点1/3からの差に直して解く。
解答
(1)
p1=21,p2=41,q1=0,q2=41.
(2)
余り1の確率は 1−pn−1−qn−1 である。最後が裏または表の場合を分けると
pn=2pn−1+qn−1,qn=21−pn−1.
(3)
追加する3投で表が0または3回の確率は 1/4、1回と2回の確率は各 3/8 である。したがって
pn=41pn−3+83(1−pn−3)=83−pn−3.
(4)
便宜上 p0=1 とする。漸化式は
pn−31=−81(pn−3−31)
となる。初期値 p0=1,p1=1/2,p2=1/4 から
p3k=31+32(−81)k,
p3k+1=31+61(−81)k,p3k+2=31−121(−81)k.