大阪大学 2002年度
後期・理系数学 後期 第1問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- ベクトル、図形と方程式
- 解法
- ベクトル成分計算、必要十分条件、範囲評価、文字消去
- 難易度
- 6 / 10 計算量 6 / 10 目安 22分
問題
平行六面体でAB=a,AD=b,AE=cとする。AP/AB=x,EQ/EH=y,HR/HG=x,CS/CG=zである辺上の点P,Q,R,Sが同一平面上にある。
(1) zを求めよ。
(2) x,yの領域を求めよ。
(3) T=QS∩PR、PT=tPRのtを求めよ。
出典:大阪大学 2002年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問
方針
a,b,c を座標軸のように使って4点を成分表示する。共面条件は3本の差ベクトルの係数行列式が0であること。(2)は辺上条件 0<z<1、(3)は直線PRとQSの二通りの表示を係数比較する。
解答
各点は
P=xa,Q=yb+c,R=xa+b+c,S=a+b+zc
と表せる。
(1)
Q−P,R−P,S−P の係数行列式を0とすると
−x(z−1)+(1−x)(y−1)=0.
よって
z=1−x(1−x)(1−y)=x2x+y−xy−1.
(2)
0<x,y<1 のもとでは上式から常に z<1 である。z>0 は
x>(1−x)(1−y),2x+y−xy>1
と同値である。したがって領域は単位正方形内で曲線
y=1−x1−2x(0<x<1/2)
より上側であり、1/2≦x<1 では全ての 0<y<1 が許される。境界は含まない。
(3)
T=P+t(R−P)=xa+tb+tc とする。一方 T=Q+u(S−Q) と書けば、a 成分から u=x、b 成分から
t=y+x(1−y)=x+y−xy
を得る。c 成分も(1)の共面条件により同じ値となる。