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大阪大学 1993年度
文系数学 第2問

問題

を行列とする.

(1) を求めよ.

(2) 自然数に対して,を求めよ.

出典:大阪大学 1993年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

まず を直接計算し,そこから を得る。第2問では 乗ごとに 倍されることを利用し, を先に求めてから等比数列の和を掛ける。別解として, が複素数の 倍に対応することを用いると, から同じ周期構造が見える。

解答

(1)

直接計算すると

である。したがって

を得る。

(2)

(1)より であるから,任意の整数 に対して である。よって, 項ずつまとめると

となる。

ここで

であるから,

である。また である。したがって

である。

別解。列ベクトル をかけると になる。これを複素数 で表すと, に移す操作に対応している。したがって 倍に対応する。特に であるから, 項ごとのまとまりは上と同じく 倍される。また であり,これに対応する行列は

である。よって同じ計算により

を得る。