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大阪大学 1992年度
理系数学 第3問

問題

2以上の自然数に対して,不等式

が成り立つことを示せ.

出典:大阪大学 1992年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

そのまま各項を粗く評価すると まで届きにくいので、部分和に少し余裕を持たせた命題 を帰納法で示す。帰納段階では、追加される が余裕の減少分以下であることを確認する。別解として、 の項を区間 の積分で上から押さえる方法も使える。

解答

とおく。次の少し強い不等式を数学的帰納法で示す。 のとき であり、また だから成り立つ。

次に で成り立つと仮定する。このとき であるから、帰納法の仮定より である。ここで を示せばよい。両辺は正なので分母を払うと、これは と同値である。右辺は なので、確かに成り立つ。

したがって であり、帰納法によりすべての が成り立つ。よって である。

別解。積分で上から評価してもよい。 とし、 では だから である。したがって が成り立つ。よって では

である。 のときは なので、すべての で示された。