大阪大学 1992年度
後期・理系数学 後期 第4問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 指数・対数、積分、関数
- 解法
- 接線・法線、面積計算、極限計算
- 難易度
- 8 / 10 計算量 8 / 10 目安 —
問題
mを0<m<1なる実数とする.関数f(x)=−xlogx (x>0),g(x)=f(mx) (x>0)に対し,y=f(x),y=g(x)の表す曲線を,それぞれC1,C2とし,2つの曲線C1,C2の交点P(α,−αlogα)における,曲線C1の接線をl1,直線x=t (0<t<α)をl2とする.l1,l2およびC1で囲まれる図形の面積をS1(t),l1,l2およびC2で囲まれる図形の面積をS2(t)とするとき,次の問に答えよ.ただし,必要ならx→0limxlogx=0の関係は用いてよい.
(1) S1(t)をαとtとを用いて表せ.
(2) αをmで表せ.
(3) t→0limS2(t)S1(t)=32となるmの値を求めよ.
出典:大阪大学 1992年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問
方針
交点条件から α を求める。接線と各曲線の差を積分し、t→0 では xlogx→0 を使って面積の極限を計算する。比の条件を m の一次式へ整理する。
解答
L=logα とおく。C1 の P における接線は
l1: y=α−(L+1)x
である。
(1)
S1(t)=∫tα{α−(L+1)x+xlogx}dx
だから
S1(t)=4α2−αt+43t2−2t2logαt.
(2)
交点条件 f(α)=f(mα) は
logα=mlog(mα)
だから
α=mm/(1−m).
(3)
C2 は g(x)=−mxlog(mx) である。接線は両曲線より上にあるので
S2(t)=∫tα{α−(L+1)x+mxlog(mx)}dx.
t→0 とすると
limS1(t)=4α2.
また (1−m)L=mlogm を用いて整理すると
limS2(t)=42−mα2.
従って
t→0limS2(t)S1(t)=2−m1.
これが 2/3 だから
m=21.