問題
,は正の整数とし,2次方程式の2つの実数解を,とする.とおくとき,すべての正の整数について次のことが成り立つことを示せ.
(1) は整数である.
(2) は3で割り切れる.
出典:大阪大学 1988年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 第2問
方針
各根が を満たすことから、 の整数係数漸化式を作る。(1)は初期値と漸化式で帰納する。(2)は を に適用し、 を使う。
解答
解と係数の関係より 、 である。また各根 は を満たす。
(1)
のとき、上の式に を掛けて を得る。 について加えると
である。初期値は 、 で、どちらも整数である。したがってこの漸化式により、数学的帰納法で全ての に対して は整数である。
(2)
恒等式 に を代入すると
よって
(1)より は整数であり、 も整数だから、右辺は3の倍数である。したがって は3で割り切れる。