大阪大学 1982年度
理系数学 第2問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 場合の数、指数・対数
- 解法
- 数え上げ、和の計算、範囲評価
- 難易度
- 4 / 10 計算量 3 / 10 目安 —
問題
条件1<x<2n+1および0<y≦log2xを満たす整数x,yを座標とする点(x,y)の個数を求めよ.ただし,”条件1<x<2n+1”のnは正の整数である.
出典:大阪大学 1982年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第2問
方針
整数 y を先に固定する。条件 0<y≦log2x は 2y≦x と同値であり、さらに x<2n+1 から y≦n が分かる。したがって y=1,2,…,n について、x の整数範囲 2y≦x≦2n+1−1 の個数を足し上げる。
解答
条件より y は正の整数である。また 1<x<2n+1 なので log2x<n+1 である。さらに y≦log2x だから y<n+1. y は整数なので y=1,2,…,n だけを考えればよい。
いま y を一つ固定する。条件 y≦log2x は、底が2で 2>1 であるから 2y≦x と同値である。また x<2n+1 であり、x は整数なので x≦2n+1−1. したがって固定した y に対する x の個数は (2n+1−1)−2y+1=2n+1−2y である。
よって求める点の個数は ∑y=1n(2n+1−2y) である。これを計算して ∑y=1n(2n+1−2y)=n2n+1−∑y=1n2y. ∑y=1n2y=2n+1−2 だから n2n+1−(2n+1−2)=(n−1)2n+1+2. したがって求める個数は (n−1)2n+1+2 である。
別解の視点
x を先に固定すると ⌊log2x⌋ を扱う必要が出る。y を先に固定すれば、対数条件が x≧2y という整数範囲に変わるため、端点処理が単純になる。