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名古屋大学 2007年度
文系数学 第1問

問題

の辺に内分する点をそれぞれとし,の辺に内分する点をそれぞれとする.このとき直線の重心で交わることを証明せよ.

出典:名古屋大学 2007年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

各頂点を位置ベクトルで表し,内分比 を係数に直して ,さらに を計算する。目標は,三角形 の重心 が直線 のすべてに乗ることを示すことである。例えば を求めたあと, の定数倍になることを確認すれば, 上にある。同じ計算が巡回的に成り立つので,3直線は同じ点 で交わる。

解答

の位置ベクトルをそれぞれ とする。 は辺 に内分する点であるから である。同様に

である。

さらに は辺 に内分する点であるから

である。

三角形 の重心を とすると である。ここで

であり,また である。したがって である。これは,点 が直線 上にあることを意味する。

同様に,巡回的に

の定数倍であり,

の定数倍である。よって は直線 上にもある。

以上より,直線 はすべて三角形 の重心 を通る。したがって3直線は三角形 の重心で交わる。