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名古屋大学 2006年度
後期・理系数学 後期第3問

問題

空間内の点の座標をそれぞれとする.点軸上を点から点へ向かって,点軸上を点から点へ向かって,それぞれ時刻に出発して速さ1で移動する.時刻 において三角形軸のまわりに回転させてできる立体を考える.つぎの各問に答えよ.

(1) 時刻において,平面上の線分を原点を中心にして平面上で1回転させたときに線分が通過する部分の面積を求めよ.

(2) 時刻において,立体を平面 で切ったときの断面積を求め,立体の体積を求めよ.

(3) の最小値と,最小値を与えるを求めよ.

出典:名古屋大学 2006年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期第3問

方針

時刻 では である。線分 平面で回すと,原点から線分までの距離を内半径,端点のうち遠い方までの距離を外半径とする円環になる。断面 では三角形 が頂点 から相似比 で縮むので,断面積は(1)の面積に を掛ければよい。最後は対称性と微分で最小を確認する。

解答

(1)

時刻 において である。 平面上の直線 と書けるので,原点からこの直線までの距離は

である。線分 を原点のまわりに1回転させると,内半径 ,外半径 の円環ができる。 のとき外半径は であるから,面積は

のとき外半径は であるから,面積は

したがって求める面積は

(2)

平面 による断面を考える。三角形 のうち高さ にある線分は, 平面上の線分 を相似比 で縮小したものである。回転後の面積は長さの2乗に比例するので,(1)の面積を 倍すればよい。よって

体積はこれを で積分して である。 だから

(3)

を入れ換えても同じなので, に関して対称である。したがって で単調減少を確認すればよい。 とおく。対数微分で符号だけを見ると

である。よって で減少する。対称性より, で最小になる。

このとき

したがって である。