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名古屋大学 2004年度
理系数学 第3問

問題

多項式の列が,をみたすとする.

(1) であることを示せ.

(2) のとき,方程式における最大の実数解をとおく.このとき,の値を求めよ.

(3) の値を求めよ.

出典:名古屋大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第3問

方針

漸化式 は余弦の加法公式 に対応している。(1)は帰納法で示す。(2)では と置くと、最大の根は最小の正の 、すなわち から得られる。積分は に注意して の積分に直し、積和公式で評価する。(3)は を用いる。

解答

(1)

のとき であり、 のとき である。よって主張は で成り立つ。 で成り立つと仮定する。漸化式より

ここで余弦の加法公式から である。したがって である。よって帰納法により、すべての で成り立つ。

(2)

とおく。(1)より と同値である。最大の は最小の正の に対応するので、 から である。

積分を計算する。 とすると であり、 に対応する。したがって

積和公式 を用いると、 として

ここで

であり、

である。よって

である。したがって

である。

(3)

(2)の結果から

である。ここで であり、また である。したがって

である。