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名古屋大学 2004年度
後期・理系数学 後期第1問

問題

座標空間において,点を中心とする半径1の球面

を考える.点上の点(ただし,)を通る直線が平面と交わる点をとする.つぎの各問に答えよ.

(1) をそれぞれを用いて表せ.

(2) 点上のの部分を動くとき,点平面全体を動くことを証明せよ.

(3) 点上の

の部分を動くとき,点が描く図形の方程式を求めよ.

出典:名古屋大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期第1問

方針

直線 を媒介変数で表し、 となる値を代入して の座標を求める。(2)は、任意の から中心 へ向かう直線を考え、その直線が球面の下半分と交わる点を具体的に作ればよい。(3)は(2)で得た逆向きの表示を使い、条件 の式に直して軌跡を求める。 なので、得られる双曲線のうち の枝だけであることも確認する。

解答

(1)

と点 を通る直線は と表される。 はこの直線と 平面の交点なので、 とおく。すると より である。したがって である。

(2)

任意の点 を取る。点 から へ向かうベクトルは であり、その長さは である。そこで と定める。

このとき なので は球面 上にある。また 座標は であり、これは1より小さい。さらに、 は同一直線上にあるので、(1)の対応でこの から得られる点はもとの である。

したがって、 上の の部分を動くとき、 平面全体を動く。

(3)

(2)の表示を用いると、 座標は である。これが に等しいので、 である。 で分母は正だから、特に である。両辺を2乗して を得る。整理すると である。

したがって、点 が描く図形は で表される双曲線の右側の枝である。