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名古屋大学 2002年度
後期・理系数学 後期第3問

問題

関数は区間で2つの極値 をもつ.また,を点を通る傾き3の直線とする.つぎの各問に答えよ.

(1) およびを求めよ.

(2) 関数を満たすを求めよ.

(3) 関数のグラフの概形をかけ.

(4) 曲線
線分
直線(ただし,は定数で,),
および軸で囲まれる図形を軸のまわりに回転してできる器を考える.この器の縁(の円周上)から静かに水を入れるとき,器の底(原点)に水が達するまでに水はどのくらい入るか.

出典:名古屋大学 2002年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期第3問

方針

まず を調べ、区間 における極大点 と極小点 を求める。直線 は点 を通り傾き3なので、式がすぐ決まる。交点 から求める。最後の体積は、器を 軸のまわりに回転したものなので、円筒殻の方法で を掛けて積分する。水面が に達したとき、 から までは曲線 から までは直線 が底になる。

解答

(1) より である。したがって となるのは すなわち である。 の符号は、 で正、 で負、 で正である。よって極大点は であり、極小点は である。

(2) 直線 は傾き3で、点 を通る。ここで である。したがって である。よって である。

(3) まず である。 を満たすから、 である。したがって である。実際に であり、右側の斜面上の点である。

(4) 水を注ぐと、底に到達する直前の水面は高さ で止まる。 から までは曲線 が水の下側の境界であり、 から までは直線 が下側の境界である。 軸のまわりの回転体の体積を円筒殻で表すと である。

ここで であり、また である。したがって となる。

部分積分 を用いて計算すると、第一の積分と第二の積分を合わせて となる。よって求める水の量は である。