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名古屋大学 2002年度
文系数学 第3問(b)

問題

辺の長さがそれぞれがある.辺上に点,辺上に点を,の面積がの面積のになるようにとる.

(1) 2辺の長さの和とおく.の周の長さを用いて表せ.

(2) が最小となるときのの値を求めよ.

出典:名古屋大学 2002年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問(b)

方針

はそれぞれ辺 上にあるので、, とおく。三角形 は頂角 を共有するため、面積比は で表せる。そこから を得る。あとは余弦定理で の式に直し、 が一定であることを使って周長 を最小化する。

解答

, とおく。, である。

まず三角形 について余弦定理を用いると、

である。

(1) 三角形 と三角形 は、どちらも頂角 を含む。したがって面積比は である。条件よりこの比は だから である。

また、余弦定理より である。 とおくと なので となる。したがって であり、三角形 の周の長さは である。

(2) であるから、相加相乗平均より である。等号は のとき成立する。この値は を満たすので、実際に はそれぞれ辺上に取れる。 の範囲では は増加関数である。実際、 である。したがって のとき最小となる。

このとき であるから、最小値は である。