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名古屋大学 2001年度
後期・理系数学 後期第3問

問題

を実数の定数とし,関数

を考える.相異なるに対して

が成り立つとき,つぎの各問に答えよ.

(1) 定数を求めよ.

(2) のそれぞれに対して

の値を求めよ.

(3) のそれぞれに対して

の値を求めよ.

(4) つぎのの値が最小となる実数の値を求めよ.さらにの最小値を求めよ.

出典:名古屋大学 2001年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期第3問

方針

直交条件を順に使って を決める。偶奇性により多くの積分は0になり、 が得られる。(4)は二乗を展開し、 が互いに直交していることから、各 について独立な平方完成に分解する。最小にする係数は であり、最小値は から寄与分を引いて求める。

解答

(1)

である。直交条件 より であるから である。したがって である。

次に である。条件 より である。奇関数の積分は0なので、残るのは であり、 である。

さらに より だから である。よって である。

(2)

(1)より である。したがって である。また

よって である。

(3)

まず

である。また は奇関数なので である。

最後に

である。部分積分により

したがって である。

(4)

と書く。 は互いに直交しているので、二乗を展開すると

したがって各 は独立に決まり、最小にする値は である。

(2)(3)より

である。

また である。最小値は である。

よって であり、 である。