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名古屋大学 2001年度
後期・理系数学 後期第2問

問題

で定まる数列に関して,つぎの各問に答えよ.

(1) の値を求めよ.

(2) のそれぞれについて,

が成り立つことを確かめよ.さらに,で表す式を推測せよ.

(3) 自然数に関する1組の式

がすべての自然数に対して成り立つことを数学的帰納法を用いて証明せよ.

出典:名古屋大学 2001年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期第2問

方針

(1)は漸化式 から として、項を に分解する。部分和を取ると最初の2項だけが残り、末尾の逆数は0へ近づく。(2)(3)は、 と推測し、与えられた の式と2本同時に数学的帰納法で進める。

解答

(1)

漸化式から である。したがって

である。

よって とすると

ここで であり、数列 は正の整数で増加していくので である。したがって である。

(2)

数列の初めの値は である。 では である。 では である。 では である。よって与えられた式は で成り立つ。

また、対応する奇数番目を見ると である。したがって と推測できる。

(3)

次の2式を同時に証明する。 である。 では かつ であるから成り立つ。

ある自然数 で2式が成り立つと仮定する。漸化式より

一方 なので

である。よって が成り立つ。

さらに

一方

したがって も成り立つ。

以上より、数学的帰納法によって2式はすべての自然数 で成り立つ。