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名古屋大学 1999年度
理系数学 第4問

問題

を2以上の自然数とする.条件

をみたす個の整数の組に対して,自然数を次のように定める.

(1) となるを求めよ.

(2) であれば,が成り立つことを示せ.

(3) のとき,

であれば,

が成り立つことを示せ.

出典:名古屋大学 1999年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第4問

方針

式の末尾から をくくると、残った括弧が奇数になる構造を利用する。具体値1999では、奇数であることからまず を決め、次に の2の累乗部分を読んで を順に決める。一般の一意性は、 と書き、2で割れる回数と奇数部分を比較して後ろから帰納的に示す。

解答

(1)

のとき である。括弧の中は「偶数 偶数 偶数 」なので奇数である。 は奇数だから、 の部分は でなければならず、 である。

したがって であり、移項して となる。ここで括弧内は奇数である。一方 だから であり、奇数部分について すなわち である。 は奇数で、 だから となる。よって である。したがって である。

(2)

のとき である。ここで は奇数である。したがって を2で割れるだけ割った回数、すなわち2の累乗部分から が一意に決まる。 が決まれば、奇数部分 も一意に決まる。関数 は自然数 に対して単調に増加するので、 も一意に決まる。よって ならば である。

(3)

とする。定義式から末尾の をくくると である。ここで、元の条件では なので、 は偶数である。したがって は奇数である。

同様に で、括弧内は奇数である。いま と仮定すると、両辺の2の累乗部分を比べて が分かる。さらに奇数部分を比べて だから である。

この議論を後ろから繰り返すと、 が順に得られ、最後に が残る。これは(2)より を与える。したがって である。