問題
以下の問いに答えよ.ただし,,,は正の整数である.
(1) 次式を証明せよ.
(2) 次式を証明せよ.
(3) 領域において,曲線
と軸で囲まれた領域を軸周りに1回転してできる立体の体積を最小にする係数の値を求めよ.
出典:名古屋大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期第2問
方針
(1)は積和公式で と を分けて積分する。(2)は部分積分で端点の だけが残ることを示す。(3)では回転体の体積が であり、絶対値は二乗で消える。直交性により交差項が消えるので、各 について独立に平方完成し、(2)で求めた係数を代入する。
解答
(1)
積和公式より である。
まず のとき、 も も0でない整数である。したがって であり、同様に である。よって である。
次に のときは である。 の積分は0なので である。以上より
である。
(2)
部分積分を用いる。, とすると、, だから
である。第2項は である。したがって
である。よって である。
(3)
回転体の体積を とする。半径は であるが、体積では半径の2乗を使うので絶対値は消える。したがって である。 を展開すると
である。(1)より の交差項は消え、 の項だけが残るので
である。
(2)を代入すると、 に関係する部分は である。これは に定数を加えた形である。したがって体積が最小になるのは、各 について のときである。
よって求める係数は である。