過去問データベース 過去問を探す

名古屋大学 1999年度
後期・理系数学 後期第1問

問題

同一直線上にない異なる3点に対し,次の関係

を満たす点がある.このとき,次の問いに答えよ.

(1) が,の範囲の任意の値をとるとき,点の集合はどのような図形となるか.

(2) 線分の比に内分する点をとする.点が線分上にあるときのの値を求めよ.また,そのときのを求めよ.

(3) であるとき,線分を2等分するようなの値を求めよ.

出典:名古屋大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期第1問

方針

位置ベクトルで条件式を解き、 と、 上の固定点 の1次結合として表す。 により係数の符号と動く向きが決まり、点の集合は半直線になる。(2)は に関する係数を、直線 上の係数比と比較する。(3)は から角の二等分線が の中点を通ることを使い、 の係数が等しくなる条件を読む。

解答

(1)

の位置ベクトルをそれぞれ とする。条件は である。整理すると だから、 より である。

ここで、点 で定める。これは に内分する点である。この を使うと である。さらに だから と書ける。 なので である。したがって を満たす点全体である。これは、点 を端点とし、点 を通る半直線である。ただし は取れないので、点 自身は含まない。

よって答えは、 に内分する点 に対し、 である。

(2)

に内分するから である。直線 上の点は、 の1次結合で表される。したがって に関する係数で見ると、直線 上では の係数と の係数の比が になる。

一方、 である。よって が直線 上にあるには でなければならない。したがって である。

このとき である。また

だから である。線分 上でこの形に書かれているので である。よって である。

(3)

であるから、三角形 は頂点 を頂点とする二等辺三角形である。このとき の二等分線は、辺 の中点を通る。

したがって、 がこの二等分線上にあるには、 の係数で表したとき、 の係数が等しければよい。すなわち である。 なので分母は0ではなく、 を得る。よって である。