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名古屋大学 1997年度
後期・理系数学 後期第3問

問題

次のの連立方程式について,以下の問に答えよ.ただし,である.

(1) 第1式を整理し,対数関数を用いないでの関数で表せ.

(2) 第2式を整理し,の1次関数で表せ.

(3) 連立方程式が解をもつためのの範囲を示し,解を求めよ.

出典:名古屋大学 1997年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期第3問

方針

第1式は底の変換を使って1つの対数にまとめる。第2式はを見抜き、指数を比較してを得る。最後は2つのの式を連立してへ帰着し、判別式、、対数の真数条件を確認しての範囲と解を分類する。

解答

(1)

であるから である。したがって第1式は となる。さらになので、左辺は である。右辺は である。よって となり である。

(2)

まず であり、したがって である。第2式 の両辺を2倍すると である。よって となる。底は1より大きいので、指数を比較して である。

(3)

(1)(2)を連立すると である。, よりなので、両辺をで割ることができる。すると である。すなわち を得る。

この2次方程式の判別式は である。なので、実数解をもつためには が必要である。

解は である。ここで、のときは積なので、2解のうち正の解は のみである。のときは方程式が となり、解はであるが、どちらも条件に合わない。のときは2解とも正であり、になることもない。のときは重解 である。

また、得られた解では であるから、第1式の真数条件も満たされる。したがって、連立方程式が解をもつの範囲は である。解は、では であり、では の2つ、では である。