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名古屋大学 1995年度
後期・理系数学 後期第2問

問題

を正の定数とする.として,グラフ上の点における接線が軸と交わる点の座標をとする.このようにして,から順にを作るとき,次の問に答えよ.ただし,とする.

(1) を用いて表せ.

(2) であることを示せ.

(3) であることを示せ.

(4) を求めよ.

出典:名古屋大学 1995年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期第2問

方針

接線の 軸との交点を求めると,反復式 が出る。 を仮定して, をどちらも因数分解された形で表すと,単調性と下からの評価が同時に分かる。さらに との差が毎回半分より小さくなることを示し,極限を決定する。

解答

(1)

なので,点 における接線の傾きは である。したがって接線の方程式は である。この接線が 軸と交わる点では だから となる。これを について解くと であり, を得る。

(2)

とする。このとき

である。よって である。

また

である。したがって が成り立つ。特に,この不等式を繰り返し用いることで,すべての について である。

(3)

(2)で得た式から

である。ここで だから である。よって である。

(4)

(2)より,数列 は単調減少で,しかも下から でおさえられている。したがって極限を持つ。その極限を とする。

(3)を繰り返すと である。右辺は で0に近づくので,はさみうちにより である。したがって である。