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九州大学 2026年度
理系数学 第5問

問題

関数

に関して,以下の問いに答えよ。

(1) が極値をとるときのの値を求めよ。また,そのときの極値を求めよ。

(2) 極限を求めよ。

出典:九州大学 2026年度 前期日程 第2次学力試験 理系 第5問

方針

積分区間が と動くので,まず とおき, を使う。極値の位置は から決まり,符号変化で極小と判定する。極小値は偶関数性で の積分を2倍し,部分積分と で計算する。(2) は差を同じ 上の積分にそろえ, を具体的に評価して極限を出す。

解答

(1)

とおくと である。積分区間の両端が によって動くので, である。したがって である。 となるのは のときであり,整理して より である。また, すなわち と同値である。よって となる。したがって で極小となる。

極小値を求める。 である。被積分関数は偶関数なので である。ここで部分積分を用いると

さらに だから

である。最後の積分で とおくと である。さらに とおくと, だから である。よって

である。したがって であり,極大値は存在しない。

(2)

である。第1の積分で ,第2の積分で とおくと,どちらも となり, である。したがって である。

ここで

とし, とおく。 では であり, である。また であるから,分子と分母を で割ると である。この極限は で同じ値になる。

さらに, であるから を用いると

である。 で同じ評価が成り立つので,積分全体の極限は である。